運動が苦手な人

運動が苦手な人は大体他人の動きを真似するのが下手です。

これは他人の動きを感覚的に理解するのが下手なのか自分が頭の中で理解した動きの再現が下手なのか、そのどちらともなのかは分かりませんがこの様な傾向があるように感じます。

この様な人に対して、何かを出来るようにするための解決策として

1.取り敢えず様々な視点から動きの感覚的な  

  説明をして一度だけでも成功体験を経験さ

  せる

2.言語化をして理論で動きの意味を理解をさ 

   せる

の2つがあると考えています。

で大抵の場合 1 の解決法を取った方が良いと思っていて、この理由としては一度だけでも運良く成功すればほぼ終わりだからです。自転車に一度乗れたら後はいくらでも乗れる様になるのと同じです。

教えるのが上手い人は理論に基づいた感覚的な説明が上手いのだと思います。

魔法の様な言葉で一言こうやるんだよと言われてそれを実践しただけで今までずっと出来なかったことが一瞬で出来るようになること

が実際にあると思います。

ただこれには欠点があって指導が下手であったり、上手いと言われる人であっても学習者と指導者の相性が悪いと中々身に付かない場合が多いです。

対して 2 の解決法は 1 がどうしても上手くいかなかった場合に用いると効果的であると考えています。

運動が苦手な人は結構な確率で得意な人に比べて 1 の解決法が上手くいかないです。

いつかは運良くいい説明に出会って出来るようになるかもしれませんが闇雲にゴールへの道筋が見えない中でやるのも中々に辛いので

その様な場合に 2 の解決法を取ります。

実際にやってみると一気に効果が出るわけでは無いのですが徐々に一つ一つの点が改善されていき成功へと近づけることが多いです。

運動における感覚的な理解や実践が苦手でも言語化し理論を1つずつ理解していくことならば出来る人もいると思います。

また、理論の理解を早い段階で行うことはその後の成長にも影響を与えます。

理論を理解した学習者は間違えた方向に進み辛いです、対して感覚的に動きを処理している人は感覚で善し悪しを判断するので間違えに気付かないままそれがクセになってしまったりします。


運動等を指導、学習する上で感覚だけでなく論理的なアプローチももっと実践されれば良いなと思います。